バレエを習っている子供に対して、親の有り方とは?

こんにちは、伊集院です

今年は例年にないペースで台風が上陸しております。本格的な台風シーズンはこれからの9月10月ですので小さなお子様がいらっしゃるご家庭などはお気をつけ下さい。

先月は夏休みということもあり沢山のバレエを習っている子供たちが施術に来てくれました。

そしてとても珍しい?ありがたい?小学生の姉妹がお母さんと一緒にいらっしゃってくれました。なぜかと申しますとその姉妹は日本人ですが、普段はご両親のお仕事上イタリアのローマで生活をされています。お母さんがローマで日本に夏休みの帰省中にどこかよさそうな整骨院はないかとネットで検索されて当院を見つけてくださり来院された、と言う流れです。

姉妹は生まれも育ちもローマなので流暢なイタリア語を話せるのですが日本語は若干苦手でとってもチャーミングな二人でした。バレエの方はイタリアのバレエ団のプロバレリーナ養成施設に入られており厳しい環境で頑張っておられます。

そして私が「素敵だな」と感銘を覚えたのはお母さんの娘二人への接し方でした。8月に毎週4回通ってくれたのですがいつも子供主体の姿勢は変わりませんでした。

来院時に娘さんに対して
「何が出来なくて困っているの?」「先生に分るように話してごらん」

施術を終えた娘さんに対して
「どうだった?」「よかったね!」「また来たい?」

このような感じでお母さんは子供の話を聞くことが主体で、私に対しては少しの補足程度でほとんど全部子供たちが話してくれました。

これって「すごく大切なことだな」と私自身気づきました。お母さんが子供たちの話をよく聞いて肯定的な態度で接しているので、子供は素直で元気に私に色々なことを話してくれます。

別の方ですが、逆にお母さんが主体の子供もいらっしゃいました。ほとんど全部お母さんがまるで自分の身体かのように話をされます。子供はとなりで返事程度しか話しません。お母さんは私に対して「こうして下さい。」「娘はこうなんです。」こんな感じでお話されます。

ちょっと大げさかもしれませんが前者の子供は自分の人生、後者の子供は親の人生を歩んでいるような気がします。

子供を愛する気持はどちらのお母さんも同じだとは思いますが、子供の思いをしっかりと受容し、子供の意志を育てている前者のお母さんの有り方は本当に「素敵だな」と私自身、子を持つ親として感じました。

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