変形性膝関節症治療

つらい膝の痛み、変形性膝関節症の症状でお悩みではないですか?

  • 正座ができず、階段の上り下りやしゃがむ動作がつらい
  • 変形性膝関節症と診断され、繰り返す痛みを我慢している
  • ヒアルロン酸注射を受けても、膝の痛みがぶり返す
  • マッサージ、電気治療、リハビリでは一時的な効果しかない
  • 整体や整骨院に通っても、膝の痛みが中々良くならない
  • 膝の痛みや腫れが続き、趣味やスポーツを再開するのが不安
  • 医者から手術をすすめられたが、手術は絶対に避けたい

これらの症状は、決して“年齢のせいだから仕方ない”ものではありません。

当院には、同じようなお悩みを抱えた方が多く来院され、日常生活の不安や痛みが改善したケースも多数あります。

このような膝の痛みでお困りでしたら、当院がお役に立てるかもしれません。
ぜひ続きをご覧ください。

変形性膝関節症とは

病態と主な症状

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減ることで、関節の動きや衝撃吸収の機能が低下する病態です。

また、膝の内側や外側にあるクッションの役割をする半月板がすり減ったり傷んだりすることで、衝撃をうまく吸収できなくなり、膝の安定性も低下してしまいます。

その結果、膝に痛みや腫れ、曲げ伸ばしのしにくさが現れ、階段の上り下りや正座、しゃがむ動作など、日常生活のさまざまな場面で支障をきたすようになります。

さらに進行すると、関節が変形して可動範囲が狭くなり、歩行や立ち上がるなどの基本的な動作もより困難になります。

変形性膝関節症の進行度(ケール分類)

ケール分類は、レントゲン画像から変形性膝関節症の進行度を5段階で評価する方法です。

膝の状態を客観的に把握するために、医療機関で広く使われています。

ステージ (Grade)状態の目安 (重症度)主な特徴 (X線所見・症状)
0 (正常)正常
  • 関節・軟骨に異常なし (X線所見)
  • 痛みや変形なし (症状)
1 (ごく初期)軽度変化
  • ごく小さな骨棘 (X線所見)
  • 関節の隙間はほぼ正常 (X線所見)
  • 痛みは時々 (症状)
2 (初期)軽度の変形
  • 明らかな骨棘 (X線所見)
  • 関節の隙間が少し狭い (X線所見)
  • 立ち上がりや階段で痛み (症状)
3 (中期)中等度の変形
  • 大きい骨棘 (X線所見)
  • 隙間が明確に狭い (X線所見)
  • 痛み・こわばり強い (症状)
  • 生活動作に影響 (症状)
4 (末期)重度の変形
  • 隙間ほぼ消失 (X線所見)
  • 骨同士が接触 (X線所見)
  • 強い痛み・変形 (症状)
  • 歩行困難、手術検討 (症状)

好発年齢と男女比について

変形性膝関節症は加齢とともに発症リスクが高まり、特に50歳以上の中高年に多く見られます。

女性は男性の約2〜3倍発症しやすく、50歳代後半から発症率が増加し、70歳以上では男女とも高頻度で見られます。

特に女性では閉経以降に急増する傾向があり、高齢女性に多い疾患です。

変形性膝関節症の主な原因

  • ・加齢による膝の軟骨のすり減り
  • ・長年の歩行やスポーツ、立ち仕事などの膝への負担
  • ・肥満や筋力低下による膝関節への過剰な負荷
  • ・O脚やX脚などの脚のゆがみによる影響
  • ・過去のケガや手術による膝への影響
  • ・閉経後、ホルモンバランスの変化による影響

変形性膝関節症で痛みの出やすい場所

膝の内側の痛み

O脚傾向の膝では、膝関節の内側に負担がかかりやすく、内側の関節軟骨や内側半月板がすり減ることで、歩行時や階段の昇降時に膝の内側に痛みを感じるのが特徴です。

膝の外側の痛み

X脚傾向の膝では、膝関節の外側に負担がかかりやすく、外側の関節軟骨や外側半月板がすり減ることで、歩行時や階段の昇降時に膝の外側に痛みを感じるのが特徴です。

膝のお皿の上側の痛み

立ち上がるときや階段の昇降時に痛みを感じることが多いです。

太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)の緊張や、膝のお皿の上にある動きを滑らかにする小さな袋(膝蓋上嚢)の炎症が関係していることがあります。

膝蓋上嚢に炎症が起こると、膝のお皿の上が腫れて、水が溜まりやすくなります。

膝のお皿の下側の痛み

正座やしゃがむ動作で痛みを感じやすく、膝の曲げ伸ばしがつらくなることがあります。

膝のお皿のすぐ下にあるクッションのような柔らかい組織(膝蓋下脂肪体)や、膝のお皿の下にある動きを滑らかにする小さな袋(膝蓋下滑液包)の炎症が関係していることがあります。

膝裏の痛み

膝裏の滑液包に水(関節液)が溜まり、膝の裏が腫れたり突っ張ったり、歩くときや膝の曲げ伸ばしで痛みを感じることがあります。

このように膝裏に水が溜まり、膨らんだ状態を「ベーカー嚢腫」と言います。

膝の内側や外側、膝のお皿の上下、そして膝裏の痛みが、複合的に起こることもよくあります。

変形性膝関節症を放置するとどうなる?

関節の変形が進み、症状が悪化する

変形性膝関節症は、基本的に進行性の疾患です。

O脚などの膝の変形が進むと、軟骨がさらにすり減り、骨同士がぶつかるようになります。

その結果、強い痛みが出て日常生活がさらに困難になります。

股関節や腰への負担が増える

膝が曲がりづらくなるなど、上手く機能しなくなると、歩き方が左右に揺れやすくなります。

その結果、股関節や腰に負担がかかり、痛みを感じることがあります。

ロコモティブシンドローム(運動器の機能低下)の懸念

長時間歩けなくなったり、外出が億劫になると、ロコモティブシンドローム(運動器の機能低下)を引き起こすことがあります。

その結果、最終的には寝たきりや、要介護のリスクが高まる可能性があります。

病院(整形外科)での一般的な治療法

●飲み薬やシップ薬

薬物療法では内服の痛み止めや抗炎症薬、またシップ薬が用いられます。

これらは膝の痛みや炎症を和らげる効果がありますが、その効果は一時的なことが多いです。

●注射

ステロイド注射やヒアルロン酸注射は、一時的に痛みが軽くなることがありますが、根本的な原因が改善されていない場合は、再び痛みがぶり返す可能性があります。

また、頻繁に注射を繰り返すと、関節への負担や副作用のリスクも伴います。

●膝周囲の筋力トレーニング

大腿四頭筋など膝まわりの筋力トレーニングをしても、必ずしも症状の改善にはつながりません。

なぜなら、痛みの原因には歩き方や動作のクセなど、筋力だけではなく複数の要素が深く関わっているからです。

そのため、筋力強化だけでなく、姿勢・歩行・動作のクセの修正を含めた総合的なアプローチが必要です。

●患部へのマッサージや電気治療

膝が痛いからといって、単に膝へのマッサージや電気治療を行っても、症状が根本的に改善するとは限りません。

痛みの原因は歩き方や動作のクセなど、様々な要素が関わっているため、総合的なアプローチが必要です。

このように、一般的な治療法は、症状を一時的に和らげたり、日常生活をサポートしたりする点では有効です。

しかし、対症療法であるため、症状が改善しても痛みが再び出ることや、膝の変形の進行を止めることが難しい場合も少なくありません。

当院の評価方法

①エコー検査

当院では超音波エコーを導入しております。

エコー検査では、患部の腫れや炎症の有無、筋肉の動きなどを視覚的に確認し、画像を見ながら詳細に評価することができます。

※エコー検査は千葉中央院のみでの検査となります。

②触診と徒手検査

触診では、筋肉の硬さや腫れ、痛みの出る場所を実際に触れて確認します。

徒手検査では、関節や筋肉を動かしながら、関節の可動性や安定性、筋力や筋肉の働きを評価します。

③体組成計分析(InBody検査)

体組成計分析(InBody検査)を行うことで、どの部位の筋力が弱いのか、左右の筋肉のバランスに偏りがないかをわかりやすく確認できます。

④歩行分析

歩行を細かく観察し、身体が左右に揺れていないか、歩行のどのタイミングで痛みが出るかなどを分析します。

⑤FPI(Foot Posture Index)による足部評価

FPIとは、足の骨の配列(アライメント)を多方面から評価する国際的な指標です。

この評価を行うことで、足のアーチの崩れが膝に与える影響を確認することができます。

当院の治療法

①患部の筋膜リリース

筋膜は長年の膝への負担(歩行・立ち仕事・スポーツ)、過去のケガ、炎症などの影響で癒着を起こすことがあります。

当院では手技による筋膜リリースを行い、膝周囲の筋膜の癒着をはがし、痛みやこわばりを和らげ、関節の動きを滑らかに整えていきます。

これにより膝の動きがスムーズになり、歩行や階段の上り下りなど、日常生活動作の改善を目指します。

②体外衝撃波治療

患部やその周囲に体外衝撃波を照射することで、血流を促進し、炎症を抑え、硬くなった組織や筋膜の柔軟性を回復させます。

また、細胞の代謝を活性化させることで、膝まわりの組織の修復や再生を促し、慢性的な痛みの改善が期待できます。

※体外衝撃波治療はご希望の方のみ行う施術となります。

※体外衝撃波治療は千葉中央院のみでの施術となります。

③全身の整体施術

当院の全身整体施術では、膝だけでなく身体全体のバランスを整えることで、膝への負担を根本から軽減していきます。

変形性膝関節症の痛みは、膝の変形だけでなく、背骨や骨盤の歪み、股関節の可動域制限、足首の硬さ、扁平足、外反母趾など、全身の連動性の乱れによって引き起こされることがあります。

当院では、これらの要因を丁寧に評価し、関節や筋肉の動きを整えることで、膝関節への過剰なストレスを減らすことを目的に施術を行います。

④姿勢と歩行を改善するマシン・ マットピラティス

変形性膝関節症は膝だけの問題ではなく、身体の使い方によっても進行します。

当院ではマシンピラティスとマットピラティスの両方を取り入れています。

  • ・マシンピラティス(個々に合わせて負荷を細かく調整可能)
  • ・マットピラティス(ご自宅でも続けられるセルフケア)

ピラティスを通じて不良姿勢、歩行のクセ、体幹の弱さを改善します。

※ピラティスはご希望の方にのみ行います。

⑤インソール療法方

変形性膝関節症の多くは、土踏まず(内側アーチ)が低下し、いわゆる扁平足の状態になります。

その結果、外反母趾がみられる方も多くなります。

この状態で歩行を続けると、膝にねじれのストレスが強くかかり、変形の進行や、痛みの悪化の原因となります。

インソールで土踏まずをしっかり支えることで、膝へのねじれのストレスを軽減し、痛みの改善や変形の予防が期待できます。

※インソールのご提案は、ご希望の方にのみ行います。

Q&Aよくある質問

  • 膝が変形した原因は何ですか?
    A

    加齢や長年の膝への負担(歩行・立ち仕事・スポーツ)、肥満、筋力低下、O脚などの骨の形、過去のケガや手術、女性では閉経後のホルモン変化など、複合的な要因が影響します。

  • 膝の変形は元に戻りますか?
    A

    すでに進んだ変形を戻すことは難しいですが、痛みの軽減や進行の抑制は十分可能です。

  • 痛みは完全になくなりますか?
    A

    痛みが完全になくなるかは個人差がありますが、日常生活で支障がないレベルまで軽減することは十分可能です。

  • どれくらいの期間で症状が良くなりますか?
    A

    痛みの強さや変形の進行度によって異なりますが、数週間〜3か月くらいかけて少しずつ改善する方が多いです。

  • どのくらいの頻度で通院すれば良いですか?
    A

    症状や生活状況により異なりますが、最初は週1〜2回程度、症状が落ち着いたら間隔を空けて通われることをおすすめします。

  • 手術は絶対に避けたいのですが、大丈夫でしょうか?
    A

    はい、ご安心ください。

    手術をできる限り回避できるよう治療を行っております。

    症状の段階に合わせて、最適な治療法をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

  • 施術は痛いことがありますか?
    A

    基本的に痛みの少ない施術ですが、個人差があるため、患者様に確認をしながら行います。

    体外衝撃波治療は刺激を感じる治療法ですが、強さは調整可能ですのでご安心ください。

    ※体外衝撃波治療はご希望の方のみ行う施術となります。

    ※体外衝撃波治療は千葉中央院のみでの施術となります。

  • ピラティスは運動が苦手でもできますか?
    A

    はい、無理のない負荷で行うため、運動が苦手な方や体力に自信がない方でも安心して取り組むことができます。

    ※ピラティスはご希望の方にのみ行います。

  • 整形外科や整骨院で改善しなかった場合でも、良くなる可能性はありますか?
    A

    当院では、膝だけでなく全身のバランス調整、歩き方の指導、体幹筋力の強化など、総合的に身体を整える施術を行っています。

    諦めずにぜひご相談ください。

  • 病院での治療と併用することはできますか?
    A

    はい、大丈夫です。

    病院での治療と併用して行うことも可能です。

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院長あいさつ

はじめまして。
千葉市中央区と習志野市津田沼にあります伊集院鍼灸整骨院 院長の伊集院です。

当院では、変形性膝関節症や膝の痛みでお困りの方々が、日常生活を少しでも快適に送れるようサポートしています。

膝の痛みは、歩行や階段の昇降、正座やしゃがむ動作など、身近な動作に大きく影響します。

私たちは、痛みを取り除くだけでなく、膝の機能を維持・改善するための運動療法や、姿勢・歩き方の指導など生活指導にも力を入れています。

私自身、過去に半月板断裂のケガを経験したことがあります。

当時はまともに歩くこともできず、趣味のサーフィンやトライアスロンも半年間できませんでした。

施術と運動療法を続け、膝の痛みを克服する過程で、膝の機能回復には正しい施術と、日々の運動が欠かせないことを身をもって学びました。

この経験が、痛みや不安を抱える患者さんの立場に立って、施術に向き合う原点となっています。

現在、当院では一人ひとりの症状や生活背景、目標設定に合わせた施術を行っています。

痛みを我慢せず、早めにご相談いただくことで、日常生活の不便を最小限に抑えることが可能です。

痛みのない日常に戻りたい、趣味の旅行や登山を楽しみたい、スポーツに復帰したい――目標は一人ひとり異なります。

これからも、私自身の経験と最新の知識・技術を活かし、患者さん一人ひとりが安心して通える整骨院を目指していきます。

どんな小さな悩みでも遠慮なくご相談ください。

毎日の生活がより快適になるよう、スタッフ一同全力でサポートいたします。

伊集院鍼灸整骨院(千葉中央院・津田沼院)院長 伊集院博

コース料金

通常価格28,000円(税込)/所要時間約110分
初回限定キャンペーン価格 75%OFF 6,980円(税込)

初回限定キャンペーン割引の条件

12月31日までの期間限定
先着5名様限定、残り4

※初回限定キャンペーンは定員に達し次第通常料金とさせていただきます。

※初回限定キャンペーン価格適用の場合は施術後に施術の感想をご記入していただく事が条件となります。

初診時の注意事項

初診時にレントゲンのデータをお持ちの方はご持参ください。

コブ角の角度が分かるようでしたらお知らせください。

側弯症治療は専門的な技術と知識が必要なため院長の伊集院が千葉中央院にて担当いたします。

※レントゲンのデータをお持ちでない方も側弯症治療を受けることは可能です。

<2回目以降の料金>

ショートコース 7,000円(税込) /所要時間約30分

スタンダードコース 14,000円(税込) /所要時間約60分

定期的な通院をお考えの方はプリペイドカードによる割引がございます。

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