子どもの側弯症治療

お子さまの側弯症で不安を感じていませんか?
- 学校検診で側弯症の疑いを指摘され、親としてどう対応すべきか迷っている
- 病院で「経過観察」と言われたが、何かできる治療法はないか探している
- 装具療法や手術はできるだけ避けたい
- 普段の姿勢が悪く、側弯症が悪化しないか心配
- スポーツやバレエ、ダンスを続けても側弯症が悪化しないか不安
- 整形外科や整骨院、整体院、ピラティスに通っているが改善が感じられない
側弯症の疑いがある、あるいは診断を受けたお子さまの将来に、強い不安を抱えているご家庭も多いと思います。
しかし、正しい知識と適切なアプローチで、成長期のお子さまでも改善できる可能性があります。
まずは正しい情報を知ることが安心への第一歩です。
子どもの側弯症と治療のガイドライン

画像提供:シュロスベストプラクティスジャパン
日本における側弯症治療の一般的なガイドラインは、以下の通りです。
- コブ角10°~19°:経過観察
- コブ角20°~24°:装具療法を検討
- コブ角25°以上:装具療法を推奨
- コブ角40°以上:手術を検討
※コブ角とは、レントゲン写真で背骨の曲がり具合を角度で表したものです。
日本では、子どもの側弯症(思春期特発性側弯症)でカーブが軽度(コブ角10°~19°)の場合、経過観察となることが一般的です。
経過観察とは「治療をすることではなく、定期的に様子を見る」という意味になります。
一方、海外では経過観察だけでなく、シュロス法などの運動療法を早期から積極的に取り入れるケースが多いです。
側弯症は、コブ角が小さいほど、また年齢が若いほど改善しやすいとされています。
成長期のお子さまは、悪化のリスクがある一方で、骨や筋肉が柔らかいため、側弯症を治りやすい時期でもあります。
そのため、経過観察だけでなく、シュロス法などの運動療法を取り入れることをおすすめします。
シュロス法の最新メソッド「シュロスベストプラクティスⓇ」

画像提供:シュロスベストプラクティスジャパン
シュロス法とは
シュロス法は、ドイツでカタリナ・シュロスによって開発された、手術を行わない側弯症の保存療法です。
100年以上の歴史を持ち、エビデンス(科学的根拠)も多数報告されています。
また、SOSORT(国際側弯症保存療法学会)によって、効果のある保存療法として公式に認められています。
シュロス法からシュロスベストプラクティスⓇへ
シュロスベストプラクティスⓇは、従来のシュロス法をより現代的な形で実践できるよう進化したメソッドです。
世界中で注目される最新のシュロスアプローチとして、より多くの方々に安心して取り組んでいただけます。
シュロスベストプラクティスⓇの特徴
- シュロス法の原則を基盤とした、最新のシュロスメソッド
- 一人ひとりのカーブパターンに合わせた、的確で体系的なアプローチ
- 3回程度の受講で運動プログラムを習得でき、自宅でも続けやすい
- 日常生活の動作に取り入れやすい実践的なエクササイズ
- 認定インストラクターによる、安全で体系的な指導が受けられる
当院では、院長の伊集院がシュロスベストプラクティスセラピストの資格を取得しております。
専門的な知識と確かな技術に基づき、一人ひとりに合ったプログラムをご提供いたします。
シュロスベストプラクティスⓇを写真と動画でわかりやすく解説

シュロスベストプラクティスⓇでは、背骨の曲がりを3つの方向(3D)からアプローチします。
- 矢状面(縦方向):前後の姿勢バランスを整える
- 前額面(横方向):左右の傾きを矯正する
- 水平面(捻れ):背骨の捻れを改善する
この3Dアプローチにより、日常生活でも正しい姿勢を習慣化しやすくなります。
トレーニングプログラムは、以下の5つの内容で構成されています。
- Physiologic
- ADL training
- 3D made easy
- Power Schroth
- De-tethering
それぞれを組み合わせることで、側弯症の矯正エクササイズと、日常生活での正しい姿勢習慣を同時に身につけることができます。
Physiologic

矢状面の矯正トレーニングです。
前重心の取り方など、最も意識すべき姿勢の土台を作ります。
ADL training

矢状面と前額面の矯正を組み合わせたトレーニングです。
立ち方、座り方、歩き方など、日常生活での姿勢改善を目指します。
3D made easy

矢状面+前額面+水平面の3方向を同時に矯正するトレーニングです。
呼吸法を使いながら背骨の捻れを矯正していきます。
Power Schroth
Power Schroth は5つのエクササイズで構成されています:
- 50’s exercise
- Door handle
- Muscle cylinder
- Frog at the pond
- Rehabilitation walk
矢状面+前額面+水平面の3方向を同時に矯正するトレーニングです。
背骨のカーブを逆方向に誘導する「オーバーコレクション」で運動し、誤った身体の使い方を修正します。




De-tethering

側弯症では神経の柔軟性が低下することがあるため、神経のストレッチを行います。
筋肉や神経の柔軟性を取り戻すことで、運動効果を高め、日常生活でも動かしやすい身体作りをサポートします。
エクササイズ風景のご紹介
実際のトレーニングの様子はこちらの動画でご覧いただけます。
装具療法について
コブ角が20°以上や背骨のカーブが大きく進行リスクの高い方には、装具の使用を検討することをおすすめします。
シュロス法では、世界的に高い治療効果を持つ「ゲンシンゲン装具」を使用しています。
改善率は80〜90%と非常に高く、矯正力に優れた最先端の装具ですが、日本の病院ではほとんど処方されることはありません。
ご希望の方には、日本で唯一の輸入元である「株式会社シュロスベストプラクティスジャパン」をご紹介可能です。
側弯症Q&A
Q1)姿勢が悪いから側弯症になってしまったのでしょうか?
側弯症はこれまで原因不明とされてきましたが、近年の研究で遺
伝子の関与が明らかになっています。
猫背や姿勢の悪さが直接の原因ではありません。ただし、悪い姿勢が側弯症の進行を早めてしまうケースはあります。
Q2)側弯症は遺伝しますか?
親が側弯症だからといって必ず遺伝するわけではありませんが、遺伝的な傾向がある病気です。
Q3)側弯症はいつ頃、どのくらい進行しますか?
側弯症は成長期(特に背が伸びる時期)に進行しやすく、女子では初潮前、男子では声変わり前が最もリスクが高いとされています。
身長の伸びが止まり、骨の成長が終了するころには進行リスクが下がります。
Q4)病院で「経過観察」と言われました。シュロス法で治せますか?
シュロス法による運動療法で、背骨のカーブを減少させたり、進行を防止する効果が期待できます。
何もしない経過観察よりも、早期からの運動療法をおすすめします。
Q5)痛みはないのですが、シュロス法を行った方が良いですか?
お子さまの側弯症は、ほとんどの場合で無症状です。
しかし、痛みがなくても背骨のカーブが進行することがあります。
悪化予防のためにも、早い段階で運動療法を始めることが大切です。
Q6)なぜ子どものうちに治療するべきなのでしょうか?
子どもの骨や筋肉は柔らかく、矯正や改善がしやすい時期だからです。
運動療法や装具療法による保存療法で、カーブを小さくできる可能性があります。
Q7)将来どのような影響がありますか?
成人後には、腰痛・背部痛・肩こり・疲れやすさ・呼吸の浅さなどの症状が出ることがあります。
また、成人以降も少しずつカーブが進行することがあるため、子どものうちにカーブをできるだけ小さくすることが重要です。
Q8)ウエストの左右差は治りますか?
ウエストのくびれの左右差は、背骨のカーブの大きさとほぼ一致します。
カーブが小さくなれば、左右差も自然と改善していきます。
Q9)小学生でもシュロス法はできますか?
はい、可能です。
親御さんにも一緒に学んでいただき、自宅で毎日実践できるように指導いたします。
Q10)スポーツや体育をしても大丈夫ですか?
基本的には問題ありません。
ただし、コブ角が20°以上または進行リスクが高い年齢の場合は、医師に相談しましょう。
装具療法を行っている場合でも、運動時に一時的に外してスポーツを続けている方もいます。
Q11)大人の側弯症でもシュロス法は効果がありますか?
はい、効果があります。
成人の場合は痛みを伴うことが多いため、整体・筋膜リリース・マッサージ・体外衝撃波などで痛みを軽減しながら、シュロス法の運動療法を併用するとより効果的です。
大人の側弯症についてはこちらのページをご覧ください。
https://www.ijuinseikotsuin.jp/adult-scoliosis/#header
Q12)整体やカイロプラクティックで効果はありますか?
側弯症の保存療法(手術をしない治療)の中で、効果が科学的に証明されているのは「運動療法」と「装具療法」です。
シュロス法はエビデンス(科学的根拠)に基づいた運動療法として、国際的にも認められています。
一方で、整体やカイロプラクティックは独自の理論に基づく施術であり、科学的な根拠はまだ十分に確立されていません。
施術内容や技術レベルは施設によって異なるため、受ける場合は信頼できる施術者を慎重に選ぶことが大切です。
Q13)ピラティスで効果はありますか?
一般的なピラティスでは、側弯症に関する医学的・専門的知識が十分でない場合があります。
背骨のカーブを意識せずに運動すると、かえって悪化する可能性もあります。
思春期特発性側弯症の場合は、専門家の指導のもとで行うことが大切です。
Q14)通院は何回くらい必要ですか?
おおよそ3〜8回の通院で、シュロスベストプラクティスⓇの基本プログラムを習得していただけます。
目的は「自宅で継続できるようにすること」です。
習得後は、定期的なチェックをおすすめします。
Q15)レントゲンを持参した方が良いですか?
お持ちであればぜひご持参ください。
スマートフォンで撮影した画像でも構いません。
病院でコブ角を確認しておくと、より具体的なアドバイスが可能です。
※レントゲンがなくても、シュロス法は受けられます。
Q16)装具(コルセット)を着けていますが、シュロス法は行えますか?
はい、行えます。
装具療法と運動療法の併用で効果が高まるため、積極的に取り入れていきましょう。
Q17)まずは相談だけでも大丈夫ですか?
もちろんです。
お子さまの姿勢やコブ角の状態を確認し、最適な改善プランをご提案いたします。
「まずは話を聞いてみたい」という方も大歓迎です。
どうぞお気軽にご相談ください。
コース料金<シュロス法の運動療法>
初回限定キャンペーン価格 75%OFF 6,980円(税込)
初回限定キャンペーン割引の条件
先着5名様限定、残り4名
※初回限定キャンペーンは定員に達し次第通常料金とさせていただきます。
※初回限定キャンペーン価格適用の場合は施術後に施術の感想をご記入していただく事が条件となります。
初診時の注意事項
初診時にレントゲンのデータをお持ちの方はご持参ください。
コブ角の角度や、リッサーサイン等も分かるようでしたらお知らせください。
側弯症治療は専門的な技術と知識が必要なため院長の伊集院が千葉中央院にて担当いたします。
※レントゲンのデータをお持ちでない方もシュロス法を受けることは可能です。
<2回目以降の料金>
ショートコース 7,000円(税込) /所要時間約30分
スタンダードコース 14,000円(税込) /所要時間約60分
定期的な通院をお考えの方はプリペイドカードによる割引がございます。

院長あいさつ

はじめまして。伊集院鍼灸整骨院の伊集院博と申します。
思春期特発性側弯症は原因不明の病気と言われておりますが、最新の研究では20種類以上の遺伝子変異(SNPs)が関与していることが分かってきています。
要するに原因不明ではなく遺伝子の問題だということです。
世界的な研究でも遺伝子の問題を食い止めるためには、運動療法と装具療法が最も良い選択肢であることがエビデンスベースで分かってきています。
成長期の子供は数カ月の間に急激に進行してしまうことがあります。
そして側弯症は若ければ若い程、変形の角度が小さければ小さい程、保存療法の効果が高いです。
側弯症治療で最も重要なことは思春期に悪化させないこと。骨の成長が止まる時期までが勝負です。
成長期が終わると急激に悪くなることは殆どありません。
側弯症の子どもの多くは無症状で経過しますが、大人になってからは腰痛、背部痛、肩こり、倦怠感、呼吸器系の問題などが起こりやすくなります。
そして側弯症は変形の角度が大きい程、美容的な問題も大きくなります。
昨今ネットで検索すれば沢山の情報が出てきますが、それが信頼できる情報なのかをしっかりと見極めて判断してください。
そして、できるだけ早い段階で適切な治療を受けて頂ければと願っています。
院長の主な取得資格
- 柔道整復師(整骨院業務の国家資格)
- 鍼灸師(鍼灸業務の国家資格)
- シュロスベストプラクティスセラピスト(シュロス法の運動療法の資格)
- BESJ認定ピラティストレーナー
- BTA認定バレエセラピスト
- ハワイ大学解剖実習修了
提携先医療機関
シュロスベストプラクティスジャパン
https://schroth-japan.com/



