スマホ、パソコン、家事や育児がストレートネックの原因に…

ストレートネックとは

 

 

最近はスマホやパソコンの普及でストレートネックの方が増加傾向にあります。

 

そこでストレートネックとはどのような状態なのかを解説していきます。

 

首は7個の骨で形成されており、正常な頚椎は頚椎前弯と言ってゆるやかに前方へカーブするアーチ状をしています。

 

ストレートネックでは頚椎前弯が消失している状態で、頚椎が真っすぐ、酷い方では逆カーブの頚椎後弯になっています。

 

頭の重さは体重の約10%で5キロほどあるのですが、ストレートネックになってしまうと頭の重さを支えられなくなり様々な不調や、見た目の悪さが出てきます。

 

 

 

ストレートネックのチェック方法

 

 

壁から踵が2~3センチ離れた位置に立って下さい。そしてお尻と背中、両肩を壁にピッタリとくっ付けてみましょう。

 

その際に頭が壁から離れてしまう、もしくは頭を壁にくっ付けると窮屈で苦しいような方はストレートネックである可能性が高いです。

 

また、顔や顎が身体から前に突き出ている感じがする方、猫背や巻き肩だと感じている方の多くはストレートネックになっています。

 

頭痛や肩こりなどの症状がありストレートネックの疑いのある方は、

 

レントゲンでもはっきりと写りますので検査をしてみることも良いかもしれません。

 

 

 

ストレートネックが原因で起こりやすい不調とは?

 

<頭痛、首こり、肩こり、背中の痛み、腰痛>

 

ストレートネックだと前方へ行ってしまっている頭を、

 

首肩~背中の筋肉が元の正しい位置に戻そうと常に引っ張っている状態です。

 

そのために首肩~背中の筋肉の緊張が増加し頭痛、首こり、肩こり、背中の痛み、腰痛などが起こりやすくなります。

 

 

<首から肩や背中、上肢へのしびれ>

 

筋肉の過緊張により神経を圧迫してしびれの症状が出ます。いわゆる胸郭出口症候群の症状です。

 

また、頚椎の間が狭くなり神経の圧迫を起こしてしびれることもあります

 

 

<顎関節症>

 

ストレートネックの多くは頭と顎が前方へ出っ張る姿勢になります。

 

そうすると首の筋肉や顎の筋肉が緊張して口が開けづらい、顎が痛いなどの症状が起こりやすくなります。

 

 

<その他の不調>

 

ストレートネックの多くは猫背、巻き肩、反り腰など姿勢が悪い状態になっています。

 

そうすると呼吸が浅くなり酸素を十分に取り込めなくなって老廃物が体に溜まりやすくなります。

 

その結果として慢性疲労、全身倦怠感、精神的不安定、自律神経の乱れ、

 

集中力の低下など様々な症状が起こりやすくなります。

 

 

 

ストレートネックは見た目にも影響する?

 

 

ストレートネックが見た目へ及ぼす影響としては以下のようなことがあります。

 

・顔が大きく見える

⇒頭が前方へ突き出るため

 

・顔のエラが張る

⇒顎の筋肉が過剰緊張するため

 

・首が太い

⇒首肩の筋肉が過剰緊張するため

 

・肩が盛り上がる

⇒首肩の筋肉が過剰緊張するため

 

・鎖骨が出ない

⇒猫背、巻き肩になり胸が張れないため

 

・肩甲骨が埋もれる

⇒猫背、巻き肩になり肩甲骨が外側へ移動してしまうため

 

 

 

ストレートネックの原因その1、スマホ

 

 

スマホに集中している姿を想像してみて下さい。

 

ほとんどの場合がスマホは胸の高さ位にあり目線は下向きになっています。

 

この姿勢ですと首の前弯(前カーブ)は消失しストレートネックになっています。

 

対策としてはスマホの位置を目線近くまで上げましょう。

 

 

 

ストレートネックの原因その2、パソコン

 

 

パソコン作業中に姿勢が悪い代表例は猫背姿勢だと思います。

 

猫背姿勢でパソコン作業をしていると背中から頭にかけて丸くなりやすく、

 

背骨はCカーブを描きストレートネックになってしまいます。

 

対策としては

 

・モニターの位置を上げる

 

・脇を締めて肩の力を抜く

 

・坐骨に体重が乗るように意識して深めに座る

 

・頭の位置が骨盤の上にくるように意識する

 

・足の裏を床に着けて座る

 

 

 

ストレートネックの原因その3、家事や育児

 

 

炊事、洗濯、掃除などは前かがみの連続です。

 

特に小さなお子様がいらっしゃるママさんは抱っこや授乳で、

 

前かがみ+赤ちゃんの重さがかかり首にかなりの負担がかかります。

 

女性は男性よりも筋力が弱いのでどうしても家事や育児で

 

前かがみが続いてストレートネックになりやすくなります。

 

 

 

自分で出来るストレートネック治し方

 

<首のストレッチ>

 

 

首の前の筋肉(胸鎖乳突筋、斜角筋)、後ろの筋肉(僧帽筋)をストレッチしましょう。

 

頭を左斜め前に傾けると右の僧帽筋が伸ばされます。

 

頭を左斜め後ろに傾けると右の胸鎖乳突筋や斜角筋が伸ばされます。

 

その際に自分の方手で右側の鎖骨を押さえると更にストレッチ感が増すと思います。

 

 

<ストレッチポール>

 

ストレッチポールのエクササイズはストレートネック、猫背、反り腰の改善にはとても効果的です。

 

簡単なエクササイズとしてはストレッチポールの上に背骨を添わせて仰向けになり、

 

コロコロと左右にゆっくりとゆすります。その際に肘~前腕は床に付けておいて下さい。

 

その他にもストレッチポールのエクササイズは沢山ありますので検索してみて下さい。

 

 

<体幹トレーニング>

 

トレートネック、猫背、反り腰の原因の一つとして体幹の筋力が弱いことが考えられますので、

 

おススメの体幹トレーニングを3つ紹介します。

 

 

<1.プランク>

 

うつ伏せになり肘の角度は90°で肘から前腕を床に付けます。

 

その際は肩の真下に肘がくるようにしましょう。

 

そして頭から踵までが一直線になるように腰を浮かせます。

 

腰が浮きすぎたり頭が下がったり、顎が上がったりしないように注意しましょう。

 

また、脇を軽く締めて肩が上がらないように気を付けて下さい。

 

 

<2.キャットストレッチ>

 

 

肩の真下に手が、股関節の真下に膝がくる位置で四つ這いになります。

 

その際に頭から尾底骨までは真っすぐを意識します。

 

そして息を吸って吐きながらお腹を凹ませながら天井方向に引き上げて、

 

頭と尾底骨は床側へ下げていきます。

 

猫が怒った時に丸くなるようなポーズです。

 

 

 

<3.ヒップリフト>

 

 

膝を立てた状態で仰向けになります。

 

そして息を吸って吐きながら尾底骨から背骨の上方へ向かって、

 

背骨を一本ずつ床からめくっていくようにお尻を浮かせていきます。

 

お尻を浮かせる位置はイラストにあるように膝~股関節~肩が直線になる位置までです。

 

次にこの腰を浮かせた状態で息を吸って吐きながら背骨を上から下に向かって、

 

一本ずつ床に付けていき最初の膝を立てた仰向けの状態に戻ります。

 

ゆっくりと息を吐きながら背骨が一本ずつ滑らかに動かしていくように心がけて下さい。

 

 

 

ストレートネックを治して姿勢美人に!

 

 

ストレートネックが治ると背骨がキレイなS字カーブを描き、

 

頭痛、首こり肩こりなどの不調の改善の他、姿勢も美しくなります。

 

自分で治す方法は先ほども述べたように、姿勢を気をつけることであったり、

 

ストレッチや体幹トレーニングを行うことが中心となります。

 

ですがそれらを実行しても自分ではなかなか難しいと感じる方も多いと思います。

 

そのような方は整骨院や整体院で一度施術を受けてみることが良いかもしれません。

 

当院のストレートネックの治療は骨盤の歪み、背骨の歪み、肩甲骨の位置、

 

首肩周りの筋肉の緊張など全身を診ることを心がけています。

 

そして施術後に必ず姿勢のお写真のビフォーアフターを確認して、

 

施術によって姿勢が改善され変化していることを確認しています。

 

当ブログを最後までお読みいただきありがとうございました。

 

伊集院整骨院グループ代表の伊集院と申します。

 

是非ストレートネック治療の整骨院や整体院選びの参考にしてみて下さい。

 

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